A. 対象商品によりトレールストップ注文で成行/指値を指定できます。 1)米国株式の現物取引では、成行または指値を選択することができます。 2)米国株式のオプション取引では、指値のみ選択することができます。 ※ご注意:カバード・コール注文(現物株の買い+コール売りの同時注文)ではトレールストップ注文は選択できません。
【説明・事例】 1.トレールストップ(成行) [買付]株価の追従方向:下落 株価が追従方向とは反対に上昇し、ストップ価格に到達した場合、成行で買付注文が発注されます。
[売付]株価の追従方向:上昇 株価が追従方向とは反対に下落し、ストップ価格に到達した場合、成行で売付注文が発注されます。
2.トレールストップ(指値) 1)[買付]株価の追従方向:下落 株価が追従方向とは反対に上昇し、ストップ価格に到達した場合、指値(ストップ価格+指定スプレッド)で買付注文が発注されます。
(例)ストップ価格タイプ:現在値 トレール幅:5 指定スプレッド:10 株価の動き:現在値100米ドル→90米ドルまで下落→反発して上昇し現在値103米ドル
この場合、ストップ価格は次のように変動し、株価がストップ価格に到達すると指値注文が発注されます。
①ストップ価格:105米ドル(現在値100米ドル+トレール幅5米ドル) ②下落追従時のストップ価格:95米ドル(現在値90米ドル+トレール幅5米ドル) ③反発後はストップ価格95米ドルに到達したため、指値105米ドル(ストップ価格95米ドル+指定スプレッド10米ドル)で買付注文が発注されます。
2)[売付]株価の追従方向:上昇 株価が追従方向とは反対に下落し、ストップ価格に到達した場合、指値(ストップ価格-指定スプレッド)で売付注文が発注されます。 (例)ストップ価格タイプ:現在値 トレール幅:5 指定スプレッド:10 株価の動き:現在値100米ドル→110米ドルまで上昇→その後下落し現在値97米ドル
この場合、ストップ価格は次のように変動し、株価がストップ価格に到達すると指値注文が発注されます。
①ストップ価格:95米ドル(現在値100米ドル-トレール幅5米ドル) ②上昇追従時のストップ価格:105米ドル(現在値110米ドル-トレール幅5米ドル) ③反転して下落後、ストップ価格105米ドルに到達したため、指値95米ドル(ストップ価格105米ドル-指定スプレッド10米ドル)で売付注文が発注されます。
【補足説明】 ※ストップ価格:注文が発注されるトリガーとなる価格のことです。ストップ価格タイプを現在値で設定した場合、現在値がストップ価格に到達すると、注文が発注されます。
※トレール幅/トレール割合:追従する銘柄の市場価格とストップ価格の値幅(金額または%)のことで、任意に設定することができます。
※指定スプレッド:トレールストップ(指値)の場合に設定します。株価がストップ価格に到達した後、発注される指値価格を決めるための値です。買付であれば【指値価格=ストップ価格+指定スプレッド】、売付であれば【指値価格=ストップ価格ー指定スプレッド】、となります。 |